初心者が少額で投資信託をはじめるときのポイント
政府による低金利政策により、個人でも資産運用を行なう人が増えています。興味はあっても、リスクをとるイメージのある投資に手を出すよりも、定期預金などで安全に資産を保有したいという人も多いでしょう。
そんな人はまずは少額で投資信託をはじめると良いでしょう。投資信託は購入すると専門家によって運用されるため、特別に金融などの知識がなくてもはじめることができます。
今年2014年からは『少額投資非課税制度』、いわゆる
『NISA』の制度がはじまりました。これは投資による譲渡益や分配金が一定額まで非課税になるというものです。
投資初心者は、まずはNISAの口座を開設してみて、投資への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
これまでに投資信託などの金融商品に縁がなかった人は、投資をはじめることに抵抗があるかもしれません。しかし、少額での投資信託は月1万程度からはじめることができます。中には500円のものもあり、家計への負担は小さなものです。
月1万円あれば、皆さんは何に使おうと思うでしょうか。洋服、食事、ちょっとしたお出かけなどでしょう。これは単なる『消費』であり、その時だけの楽しみに消えてしまいます。ところがこのお金で投資信託をはじめれば、そのお金は数年後には増えているかもしれません。これが投資の楽しみです。
少額での投資の方法には、『ミニ株』や『るい投』などいくつかありますが、その中でも安全に初心者がはじめることができるのが『投資信託』です。中でも毎月一定額積み立てて購入していく『積立投信』は最も初心者向けです。
初心者が投資をする際のタイミングについて
初心者が投資をはじめる場合、投資信託は専門家によって運用されるため、手間もかからず安全であると書きました。しかし商品にもいろいろな種類がありますし、買い時、売り時のタイミングを見計らうことが必要です。
そのためにはある程度日頃から経済や金融についての動きに注意しておくことが必要です。
新聞でニュースを読んだり、経済雑誌や経済の概説本を読んだりして、世の中がどのような状況にあるのか、マーケットはどのように動いているのか、学ぶ習慣をつけましょう。そうして身に付けた知識は、投資にはもちろんのこと、普段の生活やビジネスマンとしての教養にも直結します。
これから投資をはじめる初心者におすすめの本があります。
『超簡単 お金の運用術』(朝日新書)
この書籍は、NISAの活用術から住宅、生命保険など幅広くカバーしており、入門本としてうってつけです。
また有名ですが
『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房)も読み物として読んでみると楽しみながら知識を身につけることができます。
投資はとにかくはじめてみることが一番だと思いますが、実際にはじめる前に知識をつけたい!という人は、これらの本や投資家のブログなどから勉強してみるのも良いかもしれません。