ポートフォリオの組み方


ポートフォリオとは分散投資にとって必要不可欠な組合せのこといます。何に関しても話せることですが、この組み合わせがどんなものになるのかによって、大きなリスクを張ることになるのか、リスク管理をきっちりすることになるのかが決まります。

一般的なポートフォリオとしては、国内の株式、国内債券、海外の株式、海外の債権を組み合わせるものが挙げられます。

運用方針そのものをもう少しアクティブに狙った場合、この債権の比重が減り、デリバティブと呼ばれるような金融派生商品が加えられたりします。また、ポートフォリオは投資信託の中だけにとどまらず、投資家の資産運用全般のポートフォリオも考えたいところです。

例えば、投資家の資産を100とした場合、50%が上記の投資信託、30%は現預金、残りの20%はヘッジファンドに直接投資する、といった組み合わせ方もできるのです。あくまで、50パーセントをしめる投資信託の中が、また4つや5つの対象のポートフォリオとなっているのですね。

ファンドオブファンズは、投資信託を買う投資信託のことをいいます。ファンドが、投資対象として、ほかのファンドを買うということですね。
手数料が二重に取られるというデメリットもあって、簡単におすすめだとはいい難いのですが、ポートフォリオを幾重にも組合せている点において、モデルケースになるでしょう。

投資家がコントロールできるのはリスクだけですので、複数の組み合わせによって、自分のベストのポートフォリオをつくりましょう。また大事なのは、作った後でも、常に状態を監視し、新しい投資対象を組み込むなり、スイッチするなりして、継続的にチェックをしていくほうがよいでしょう。


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ファンドマネージャーは東大出身。外資系金融機関で培った手法で手堅い運用を得意としている。金融のエリートで構成される資産運用会社。
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