投資信託を簡単に理解する
投資信託を
簡単な言葉で、どこよりも簡単に説明します!
投資信託とは、
証券会社や銀行が売りに出している【あなたのお金をこういう手法で増やしてあげますよ】というサービスを購入することといえます。
一般の投資家は、銀行や証券会社などの販売会社から説明を聞き、資金を預けます。
(=投資信託を買うという行為)販売会社を通じて入ってきた資金をもとに、運用のプロ(ファンド会社、資産運用会社)が、資金を増やすように取り組みを開始します。
集めた資金がどのようなものに投資されるかは、その投資信託の運用方針や目標としているリターンに応じて決められます。
もちろん、購入する前に、目論見書(商品説明のようなもの)があって、あなたから預かったお金は、どういう会社が何で(株?先物?など)運用するか、資金を投じるまえに判断できます。
大事な資金をあなたにかわって運用する資産運用会社が、どんな実力をもっているのか、過去の成績は公開されていますので、これもまた、事前にすべてわかることができます。
一度申し込んだ資金は、いつでも解約することもできれば、3年や5年など一定期間は解約に制限がかかるものもあります。契約書をよく読みましょう。
運用がうまくいって、お金が大きく増えた場合は、投資した投資家の投資額に応じて分配がなされます。
また、資産を運用した会社側も、いくらかは成果報酬として利益をもらうことができます。
□運用会社のパフォーマンスはどの程度?
運用会社は一般的に、ベンチマークを設定します。
ベンチマークとは、ある基準を設けるということです。
その基準は、インデックスと呼ばれる
市場の平均数値とすることがほとんどです。
運用のプロでも、数年に一度生じる○○ショックは予見できません。
2008年はリーマンショックで株式市況は深く落ち込みました。リーマンショック時の日本株の平均値は低くなったし、アベノミクスでは平均値はあがりました。この平均値をベンチマークにするところがほとんどです。
そのうえで、
【自分たちは運用のプロだから、市場の平均よりは上を狙うよ】というものです。
ただし資産運用は積極的にお金自身に働いてもらうもの。
預金と違い、元本は保証されておらず、運用成績が悪い場合は元本を毀損するリスクが伴います。日本では投資に対する特別な教育がないために、多くの方が
なんとなくそれが儲かっている気がするという理由で、「毎月分配型のファンド」を購入しています。
しかし実際には、
自分のお金を運用会社に預けただけで、そのお金が小出しで戻ってきている場合も多く、契約期間が終了して、元本まで償還したら結果マイナスだった、なんてことは、星の数ほど。
毎月分配型投資信託はこうだから気に入られる!
配当は、毎月もあれば、三ヶ月に一度もあるし、半年に一度あるものなど、投資信託の種類は多種多様に存在します。なのに「毎月分配型」がなぜ人気があるかといえば、単に
安心だからです。
毎月毎月きまった期日に分配金が滞ることなく入ってくれば、人の心理として
その金額分は、儲かったと思いやすいし、安心だと心理が働くのでしょう。
しかし、運用資金自体が増えなければ、その分配金は
元本から捻出しているにすぎません。最後、元本が大きく減っていることを認識して、なんだったんだ・・・とショックを受ける投資家が後を絶たないのが投資信託の現状なのです。
報告書は毎月なり、四半期ごとなり、投資家は手に入れることは簡単です。
自分がもらっている分配金が、運用の増えた「利益」分から捻出された「本当の分配金」なのか、自分のお金をいったん削って払い出されている「かたちだけ分配金」なのか、理解することは可能です。
しかしそもそも投資の知識に乏しい個人投資家は、いちいち報告をみていなかったりするのです。これが実情ですね。
このようなことがないよう、金融の知識は高めておいて損はないのです。と同時に、個人が投資をして、成功裏に収めていくのは、限界もあります。
自分でやるなら長い期間を設けてじっくり慌てないで学んでいきましょう。
できるだけ短期間で確実に利益を取ろうとするならば、その道のプロ、顔の見える信頼できるプロに預けましょう。投資信託は、海外の、
預かり資産も数千億を超える大きな運用会社の資金の中に組み込まれることがほとんどで、だれが運用者なのかもわかりません。
このサイトでは、
直接運用の責任者と話ができる運用会社ランキングを載せています。
会社規模が安心材料にはならないのは、投資信託の実情を見ていれば一目瞭然ですね。
ぜひ参考にしてください。