伸びる投資信託は存在するのか?
投資信託は比較的ローリスクローリターンといったイメージを持ってしまいがちだが、持ち続けることで資産が倍になる投資信託というのも実は存在するものです。
下記の騰落率ランキングからも分かるように、先進国の中小型や、バイオ関連がそれらに該当します。
▼騰落率ランキング▼
順位 |
ファンド名 |
資産流入額(億円) |
基準価額 |
1位 |
新光US-REIT オープン |
12,956 |
4,429 |
2位 |
フィディリティ・USハイ・イールドファンド |
12,079 |
5,431 |
3位 |
ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型) |
9,536 |
3,848 |
4位 |
短期豪ドル債オープン(毎月分配型) |
8,613 |
6,296 |
5位 |
フィディリティ・USリート・ファンドB
|
8,188 |
6,493 |
しかしながら、もっとも『伸びた』投資信託が『売れた』投資信託とは限りません。
▼資産流入ランキング▼
順位 |
ファンド名 |
騰落率 |
基準価額 |
1位 |
DIAM新興市場日本株ファンド |
379.87 |
29,769 |
2位 |
ソフトバンク&グループ株式ファンド |
163.87 |
14,278 |
3位 |
SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ |
134.71 |
15,308 |
4位 |
ゴールドマン・サックス米国株式マーケットニュートラル・ファンド |
130.99 |
1,060 |
5位 |
大和住銀日本株小型ファンド |
124.97 |
13,029 |
同時期の純資産流入ランキングからも分かるように、資産流入額ランキングの上位と騰落率ランキングの上位はかぶりません。
ということは、確かに良い成績を収めた投資信託が存在したが、その恩恵にあずかれた人はさほど多くなかったということです。
ということは、読み方を誤らなければ、投資信託で高配当を得るということは、実現可能だということになります。
投資信託といえば、分配金を楽しみにしたり、地道に積み立てを行う感覚というイメージでしたが、これからは時代の流れを見据えたアクティブな投資スタイルにも投資信託は選択しとなりうるということです。