投資信託選びのポイント


投資信託の選ぶ際の簡単なポイントをご紹介しましょう。

基本的な指標は「手数料」と「運用実績」です。

まず、投資信託には3つのコストがかかってまいります。
一つ目は「販売手数料」、これは販売会社が販売する際の手数料です。

次に「信託報酬」。これは信託財産(投資信託の時価財産)の中から決められた一定割合を控除(差引く)したもの。これは運用会社、販売会社、信託銀行の3つが分け合う手数料です。

そして最後が「信託財産留保額」になります。
しかしこの「信託財産留保額」は取らない投資信託も多く、大きなコストでもなく、そもそも投資信託の短期売買抑制のためのようなものですから、ここではそんなに重要視することはないでしょう。

ここで、しっかり考えていくのは「販売手数料」「信託報酬」です。

当たり前のことですが、この二つのコストは安ければ安いほうが良いです。投資家の立場からすると「取られる」訳ですから、負担が軽いほうがいいのです。では、どのくらいならいいのでしょうか?

「販売手数料」の場合、最近ではノーロードと言って、販売手数料なしの販売会社も多くありますし、ネット証券では数多く扱っています。妥当なところがどのくらいかはわかりませんが、一つの目安として、0.5%以上かかるようでしたら「高い」と判断するのが良いでしょう。

また、通常の証券会社窓口よりも、管理人の経験上、ネット証券で取り扱っておるものが良いかと思われます。これは、窓口販売では営業マンの巧みなトークで手数料の高い商品を勧められることも多いからです。

次に「信託報酬」ですが、これは、販売手数料と違って、販売会社によって違うと言うことがありません。基本的に同じファンドであれば、どこで購入しても同じ率の信託報酬がかかります。銀行での投資信託の販売が解禁されて以降からは、この信託報酬がやたらと高いのが気がかりです。

10以上前、は日本株型で0.8%前後が多かったようですが、現在は1%以上のものがほとんどで、中には2%近いものもあります。信託報酬と言うのは投資信託の運営にかかわる3つの機関が、投資家から受け取る報酬なだけに、販売手数料のようにゼロにはできませんが、それでも妥当なラインと言うものが存在するはずです。

各アセット(資産)の期待収益率によって若干の違いはありますが、バランス運用を基本として考えた場合、やはり1%以上はやや「高い」と考えられるでしょう。


販売手数料は0.5%ほど信託報酬は1%と言う数字が一つの目安と言えます。


続いて「運用実績」ですが、これはトラックレコードをしっかり把握するということです。

トラックレコードと言うのは、その投資信託、ファンドのこれまでの運用実績のことです。

ファンドがスタートした年から現在まで、基準価格はのどう動いてきたのか?分配金はどれぐらいのあったのか?などをおおまかにチェックすることが必要になります。
簡単なやり方としては、ベンチマーク(マーケット平均の場合が多い)と比較して、基準価格の動きはが極端に下がってないかを気にしてみるということです。

例に挙げますと、日本株投資信託のほとんどがTOPIXをベンチマークにしていますが、そのTOPIXと比較してどうかということです。

TOPIXがある時期から10%値上がりしているのに、そのファンドは7%しか上がっていないとか、TOPIXが8%値下がりしている時期に、そのファンドは15%も値下がりしているものなどがあったら、そのファンドの購入は控えた方が良いでしょう。

ただし、このトラックレコードはあまり短い期間を見て判断してもよくありません。少なくとも5年以上の期間でチェックすることです。
最近は新規設定のファンドも多いので1年以下のものもありますが、それだとあまり判断基準にならないでしょう。

トラックレコードを調べてみて、皆さんも驚かれると思いますが、ベンチマークを上回る投資信託がほとんどないことに驚かされます。
また、仮に上回っていたとしてもも、長期(10年以上)で常に上回っているものは、まずないでしょうから・・・・




投資信託でも結局同じ!「運用会社」と「直接」契約するのなら・・・ ベテラン投資家(43歳)が選ぶ、投資信託ファンドおすすめ5選 14年間、あらゆる投資信託やファンドを購入してきた経験から、日経平均が上がっても下がっても、しっかりと利益をだす戦略ロジックをもった「日本製ヘッジファンド」とでもいうべき、実力のある国内ファンド会社を管理人の投資経験をからランキング形式で大紹介。

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ファンドマネージャーは東大出身。外資系金融機関で培った手法で手堅い運用を得意としている。金融のエリートで構成される資産運用会社。
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